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JAPAN HOUSE 巡回企画展 第7期採択企画発表
2024.4.17

 JAPAN HOUSEは、サンパウロ、ロンドン、ロサンゼルスの各都市を巡回する巡回企画展第7期の公募を実施しました。2023年11月から2024年1月までの公募期間中に応募のあった企画の中から、JAPAN HOUSE巡回企画展審査委員会による厳正なる選考を経て、以下の企画が採択されました。同企画は、2025年夏以降各拠点に巡回予定です。
 ご応募いただきました団体・個人各位には、この場を借りて感謝申し上げます。







企画者:株式会社良品計画


この企画は、日常芸術をテーマに文化を広げるプロジェクト「Life in Art」の中で制作し、2023 年に文化複合施設「ATELIER MUJI」にて開催した展覧会です。 日本各地に広がる日用の工芸にスポットをあて、総勢104 組のつくり手たち全員と直接対話を重ね、厳しい自然と丁寧に向き合いながら暮らしの道具を生み出しているものづくりたちのチカラを「百工のデザイン」と名付けました。 そのチカラの一端を具現化するために陶磁器、土器、硝子、木、漆、竹、金属など様々な素材を使って作られた約1,300 点を超える作品を集め、日本に脈々と流れる歴史や叡智が込められたものづくりの知られざる熱量を見ることができます。また、多面的な展示の試みとして、作品が生まれる背景や営みに触れる映像や工芸に関わる方々にそれぞれの領域から見る日本の工芸への視点を展示します。



SECOND ENCOUNTER

− Experience Japan Pictograms and Design

企画者:Nippon Design Center USA, Inc

日本のデザインは世界から注目されています。本展覧会では、その魅力の本質に今一度迫り、海外に発信することを目的とします。 言葉の壁を越えて世界に影響力を与える「普遍性」。限られたスペースに、審美性と機能性を見いだす「美意識」。物事の本質を掴み取り、描き分ける「造形力」。この3つが日本デザインの特徴であり、それを最も端的に表したのがピクトグラムです。そして、そのピクトグラムを現代にアップデートする形で Experience Japan Pictogramsを新たに開発。本展は、そのピクトグラムを視点に、日本デザインやその文化的背景を紐解くに限らず、日本文化や観光体験の豊かさをあらゆる角度から観察・発見し、より高い解像度で日本の背景に潜む美意識を伝えていきます。誰もが知っているピクトグラムを通して、誰も気がつかなかった日本の魅力を発見する展覧会です。