WHAT’s JH
JAPAN HOUSEの展望
外務省は、世界のより多くの人々に対して,日本の魅力の諸相を「世界を豊かにする日本」として表現・発信することにより,日本への深い理解と共感の裾野を広げていくための海外拠点事業「JAPAN HOUSE」を始動させました。
「あそこで何かを発信したい/発信できる」と、日本を表現する意欲と才能ある人々が「足がかり」にできる発信拠点を、世界の諸都市のふさわしい立地に実現します。
「あそこで何かを発信したい/発信できる」と、日本を表現する意欲と才能ある人々が「足がかり」にできる発信拠点を、世界の諸都市のふさわしい立地に実現します。

2017年にロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの3都市に,それぞれ事業拠点を開設し、展示スペース、シアター機能のある多目的スペース、物販、飲食、書籍/web/カフェなどの活動を融合させ、 伝統の未来、 大衆文化の熱、 ハイテクノロジーの実力、多様な食の魅力等を具体的 に紹介・提示し、これまで日本に興味を持っていなかった人々も含め,幅広い層に向けて活動しています。
いずれの活動も「日本はこれ」と決めつけるのではなく、関係者全員が「日本とは何か」という真摯で柔らかい問いかけを持ち続けることをモチベーションとして活動し、「ステレオタイプ」あるいは「なんちゃってJAPAN」と形容されてきた活動に明確な一線を引きます。つまり、類型的な情報発信ではなく「いかに日本を知らなかったか」に気づいてもらい「日本に目覚めてもらう」プロジェクトです。
もちろん、日本のハイカルチャーにも、サブカルチャーにも、ハイテクノロジーにも正面から向き合います。
日本の強みは、圧倒的な独自性を持つ文化であり、それは例えばテクノロジーであり、自然であり、建築であり、食であり、デザイン等です。このような魅力の諸相に目覚めてもらうことにより、深い理解と共感を醸成していきます。
日本の強みは、圧倒的な独自性を持つ文化であり、それは例えばテクノロジーであり、自然であり、建築であり、食であり、デザイン等です。このような魅力の諸相に目覚めてもらうことにより、深い理解と共感を醸成していきます。
行きたい日本、
知りたい日本へ
知りたい日本へ
世界と日本の間にさらなる知的交流、新たなビジネスチャンス、そしてより多様な地方への来訪者を生み出す誘引を作っていきます。
LONDON
SÃO PAULO
LOS ANGELES
SÃO PAULO
LOS ANGELES
JAPAN HOUSEは
何を提供するのか
何を提供するのか
ホスピタリティ
緻密、丁寧、繊細、簡潔を旨とする施設運営を目指します。施設の空間は掃除が行き届いた、透徹した清潔感を隅々まで行きわたらせます。顧客への丁寧な対応など、日本が持っているホスピタリティの水準をJAPAN HOUSEに導入します。
デザイン
JAPAN HOUSEにはいい意味での日本のデザインの粋を集めます。施設の設計は、高い実績を持つ専門家を選定し、空間のアイデンティティを作り上げます。施設の設計・デザインやサインデザインなどは東京と連携し、また、多彩な才能がオールJAPANで活躍できる環境が自然に立ちあがる仕組みを考えていきます。
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エキジビション
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トーク
ワークショップ
パフォーマンス
シアター -
物販
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レストラン
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書籍|web
カフェ -
ネットワーキング
1. エキジビション
数か月程度を会期とする展示を定期的に開催する計画です。うちいくつかの企画展は日本での公募とし、各都市拠点が巡回をサポートします。テーマは広く、日本を紹介するものやことを取り上げ、「展覧会」としてキュレートしたものをあらゆる領域から受け付けます。
海外3都市への巡回機会がモチベーションとなって、選りすぐられたコンテンツが各拠点に送り込まれることになり、これが各都市を活性させるための血液を運ぶ「脈動」を生み出します。
海外3都市への巡回機会がモチベーションとなって、選りすぐられたコンテンツが各拠点に送り込まれることになり、これが各都市を活性させるための血液を運ぶ「脈動」を生み出します。

2. トーク/ワークショップ/パフォーマンス/シアター
JAPAN HOUSE 全体を可変的なイベントスペースと考えています。 展示を契機として、関係者によるトークや ワークショップを開催していきます。 また、シアター機能のある多目的スペースにおいては、多様なコンテンツを 活用・編集し、映像やパフォーミングアーツについても紹介していく予定です。これらを開催する会場として、空間 全体が利用できるように会場施設を準備していきます。
3. 物販
伝統工芸の生産と生産者の現状、供給力などをリサーチすることで、日本のものづくりの現在を見つめ直し、世界の文脈に寄与できる製品を送り出します。経済産業省の「MORE THAN PROJECT」をはじめとした、現代の日本のものづくり支援プロジェクトや、現地の有力雑誌等とコラボレーションし、日本の魅力の再発見にも力を注いでいきます。

4. レストラン
定食の気楽さと安心感、旬を見極めた懐石の素晴らしさ、日本の酒を最適な器で飲むおいしさなど、各都市の状況に見合う食のサービスを探ります。いずれの都市でも現地の方々が安心して利用できる和食の拠点をつくります。また、世界で話題となりつつある日本酒をはじめとする酒類も、料理や器を吟味し、日本の品質で提供します。



5. 書籍/web/カフェ
芸術/建築/デザイン/旅/食などの書籍を厳選し、展示・閲覧できるようにします。また、日本を紹介する優れたwebsiteをまとめたサイトを展開し、この空間から日本への興味を誘引します。書籍やwebなどの情報がおのずと、カフェの居心地のよさを醸成します。



6. ネットワーキング
各地のビジネス関係者と日本の企業や産地、才能が、自由に交渉できる場を創出し、新たなビジネスチャンスの醸成を目指します。
実施報告書(2019年3月)