EXHIBITION

『田根剛 | 未来の記憶 Archaeology of the Future ― Memory & Vision 』展
EXHIBITION
『田根剛 | 未来の記憶 Archaeology of the Future ― Memory & Vision 』展

Estonian National Museum - Tartu, Estonia 2006-16 photo: Arp Karm (ENM) / image courtesy of DGT.

ジャパン・ハウス サンパウロは、日本人建築家 田根 剛氏の
クリエイティブ・プロセスを体感する
『田根剛 |未来の記憶 Archaeology of the Future ― Memory & Vision』展を開催


ジャパン・ハウス サンパウロでは、世界を舞台に活躍する日本人建築家 田根 剛氏の作品を集めた『田根剛 | 未来の記憶 Archaeology of the Future ― Memory & Vision』展を開催する。当館2階で開催される本展では、田根氏のクリエイティブ・プロセスとして2006年から現在までに手がけた主要な18作品を取り上げ、5つの大型模型や、田根氏の思考を巡る600点のオブジェクトを展示する。また壁面や床には2000点以上の様々なイメージ投影。これらの展示アイテムは全て、田根氏のマニフェストであるArchaeology of the Future (未来の記憶)に沿って、彼がプロジェクトに携わる際にその土地の物語、記憶や歴史を実際に調査する手法 Archaeological Research(考古学的リサーチ)のプロセスの中から得てきたアイテムであり、インスピレーションリソースとなるものである。このプロセスを経ることで“場所の記憶”がプロジェクトの指針となり、未来の建築を創り出していく。

断片的なイメージリソースを集めたArchaeological Researchは、田根氏自身がキュレーションを務めるもので、来場者の感覚を呼び覚ますもの。


Archaeological Research, 2018 - Atelier Tsuyoshi Tane Architects

「田根氏の建築哲学は、他に類をみないユニークなものである。何もないスペースや機能性を重視したスペースではなく、場所を創ることにこだわり、その土地の記憶や意味を見出し、未来に繋げている」とジャパン・ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザーギ・ジーネンは述べている。

田根氏は若干26歳にして国際的なコンペティションを勝ち取った。それが2006年、ダン・ドレル、リナ・ゴットメと共に手がけたエストニア国立博物館(2016年竣工)である。膨大なリサーチから始まり、旧ソ連支配時代の滑走路を博物館へと生まれ変わらせたこの作品は、彼が追求する“場所の記憶を作る”建築の姿だ。2017年に独立しAtelier Tsuyoshi Tane Architectsを構え、パリを拠点にますます活動の幅を広げている。

彼にとって新しいプロジェクトを手がけることは、その場所の歴史や記憶を掘り起こすことだという。「その場所にある“場所の記憶”を掘り下げ、未来を創造する発見のプロセスが私達の好奇心を掻き立てるのです。時間と共に忘れ去られ、失われ、消えてしまった場所の記憶と出会い、そこから未来に継ぐ建築のコンセプトが生まれるのです」と語る。


10 kyoto. Kyoto, Japan 2017 - Atelier Tsuyoshi Tane Architects


Kofun Stadium - New National Stadium Japan Tokyo, Japan 2012 - image: courtesy of DGT.


会期中の8月6日19時からは、田根氏によるセミナーも開催され、自身のこれまでの歩みとコンセプトについて語る予定。

また8月8日19時からはジャパン・ハウス サンパウロとArq .Futuroの共催によるセミナー「文化施設を創ること:現代の挑戦」を開催する。
ブラジル人建築家チアゴ・ベルナルデス(Bernardes Arquitetura)氏と田根氏によるクロストークが行われる。

これらのイベントは、ジャパン・ハウス サンパウロにおいて先着順・定員制として、開始時間1時間前より整理券が配布される。


協力:TOTOギャラリー・間


【展示されるプロジェクト】

Estonian National Museum –エストニア タルトゥ (博物館/2006-2016)
Kofun Staduim - New National Stadium Japan - 日本 東京 (スタジアム/2012)
Wonderground – National History Museum of Demmark – デンマークコペンハーゲン(博物館/2009)
Arthur Rimbaud Museum ‐フランス シャルヴィル=メジエール(美術館/2012)
Twin Towers in Kai Tak Development – 香港 (複合施設/2017)
A House for Oiso –日本 神奈川 (住宅/ 2014-15)
Toraya Paris ‐フランス パリ (インテリアデザイン/2015)
Chiso Building – 日本 京都 (リノベーション/2015-20)
Todoroki House in Valley –日本 東京 (一般住宅/2017-18)
Hirosaki Museum of Contemporary Art –日本 青森 (美術館/2017-20)
10 kyoto 日本 京都 (複合施設/2017-21)
Bhutan Five Star Village Hotel – ブータHirosaki Museum of Contemporary Artン (ホテル/2017-21)
Balthus Chapel –スイス ロシニエール(礼拝堂/2018)
Restaurant Maison ‐フランス パリ (レストラン/2018-19)
Food and Restaurant ‐フランス パリ (レストラン/2018-19)
Weekend House in Fontainebleau /フランス フォンテーヌブロー (住宅/2017-20)
Luxemburg Apartment – フランス パリ(インテリアデザイン/2019)
Project 142 ‐フランス パリ(複合施設/2019)


【受賞歴】

2006年 エストニア国立博物館国際設計競技・最優秀賞(エストニア)
2008年 フランス文化庁新進建築家賞07-08(フランス)
2008年 ミラノ建築家協会賞(イタリア)
2012年 新国立競技場基本構想国際デザイン競技・最終選考(日本)
2014年 ミラノ・デザイン・アワード 2部門受賞・Best Entertaining + Best Sound(イタリア)
2016年 フランス国外建築賞グランプリ(フランス)
2016年 フランス建築アカデミー新人賞(フランス)
2017年 第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞(日本)
2017年ミース・ファンデル・ローエ賞ノミネート(EU)
2017年エストニア・ベスト・パブリック・ビルディング賞(エストニア)
2018年 アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2019 (日本)
2018年 ヨーロッパ・ミュージアム・フォーラム・アワード2018(EU)


『田根剛 | 未来の記憶 Archaeology of the Future ― Memory & Vision 』展
ジャパン・ハウス サンパウロ– Avenida Paulista, 52
開催期間:2019年8月6日~10月13日
開館時間:
火曜日~土曜日  10時 ~ 20時
日曜日・祝日   10時 ~ 18時
閉館:月曜日
入場無料
プログラム詳細やその他イベントは、公式Facebookにてご確認ください:
www.facebook.com/JapanHouseSP/

田根 剛氏によるセミナー
日時:2019年8月6日 19時
場所:サンパウロ大学建築学科棟-IAB(Rua Bento Freitas, 306, Vila Buarque)
入場無料

「文化施設を創ること:現代の挑戦」田根 剛とチアゴ・ベルナルデスによるクロストーク
日時:2019年8月8日19時
場所:ジャパン・ハウス サンパウロ– Avenida Paulista, 52 – Bela Vista
入場無料
参加方法:講演開始の1時間前より、整理券を配布いたします。
  • 会期
  • 2019.08.06―2019.10.13
  • 価格
  • 入場無料