EXHIBITION

『コンストラクション』展

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『コンストラクション』展


ジャパン・ハウス サンパウロでは、世界のコンテンポラリーアート界で注目されている日本人アーティスト川俣正氏による『コンストラクション』展を2020年2月4日から4月12日まで開催する(入場無料)。

大規模な作品をユニークな材料を用いて制作することで知られている川俣氏が、ジャパン・ハウス サンパウロのために特別に制作したインスタレーションでは、日本の生活文化で日常的に使用している箸を使用した。彼はこれまでも、板、樽、椅子やその他にも端材を再利用して作品を制作している。

川俣氏は、作品を展示する場所に新たな視点をもってインスタレーションを施し、来館者に体感してもらうことを通して、人間が持つ欲求と願望といった問題を提起しているという。

今回の『コンストラクション』展は、2019年に彼がジャパン・ハウス サンパウロを初めて訪れた際にインスピレーションを得たという。18万本以上の箸を用いた壮大な動きを放つインスタレーションは、その空間と呼応した生命体を表現している。また、本展では川俣氏が手掛けた代表作の一部を記録した写真や動画などを展示することで、アーティストの作品の多様性を紹介している。

「ジャパン・ハウス サンパウロの空間に設置された箸から成る、軽くて高密度で質量のあるこの作品は、箸という非常にシンプルで日常的に誰もが意識せずに使っている道具の本質を変えるものです。この作品は芸術・建築的な介入を通じて材料の本質を強調しつつ全く新しい環境に置くことで、来観者に普段見ることのない新たな一面を見せるでしょう」とジャパン・ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザーギ・ジーネンは語る。尚、インスタレーション制作には品質基準を満たさない産業廃棄物となる箸のみを使用している。

『コンストラクション』展の組み立てには、ジャパン・ハウス サンパウロの提案により施設のボランティアプログラムに参加している芸術、建築、デザインなど様々な分野の学生数十人が携わり、アーティストチームの指導のもと制作に関わった。このボランティア協力による制作は川俣氏の作品に共通してみられる考え方でもある。

サンパウロ市内の様々な大学から合計350人以上の学生が今回のボランティア活動の参加を希望した。「このプロジェクトに学生コミュニティが関わったことは、我々がジャパン・ハウス サンパウロで発信している文化交流の大切さを体現するものだと考えています」とバルザーギ・ジーネン企画担当局長は述べている。

川俣正は1953年北海道出身。1953年、28歳の若さでヴィネツィア・ビエンナーレに日本代表として招待され、その後、パリ、ベルリン、東京やニューヨークで活動。1987年と1992年のドクメンタに参加している。1987年には第19回サンパウロ国際ビエンナーレに参加。ノヴェ・デ・ジュルホ大通りとカサパーヴァ通りで『ノヴェ・デ・ジュルホ・カサパーヴァ』を制作。今回のインスタレーションは川俣氏の30年ぶりのサンパウロでの展示となる。

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『コンストラクション』展
開催期間:2020年2月4日~4月12日
会場:ジャパン・ハウス サンパウロ 2階
住所:サンパウロ市パウリスタ大通り52番地
開館時間:

火曜日~土曜日:10時~20時
日曜日・祝日:10時~18時
入場無料
ジャパン・ハウス サンパウロの詳しいプログラムやその他イベント情報などはFacebookにてご確認ください。 www.facebook.com/JapanHouseSP/
@japanhousesp
 
  • 会期
  • 2020.02.04―2020.04.12
  • 火~土曜日
  • 10h ~ 20h
  • 日・祝日
  • 10h ~ 18h
  • 価格
  • 入場無料