EXHIBITION

『インターナル・ライン』展
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『インターナル・ライン』展


ジャパン・ハウス サンパウロにて、日本人アーティスト塩田千春氏の独創的かつ繊細なインスタレーション『インターナル・ライン』展が2019年11月13日から2020年2月2日まで開催される。この作品は人間関係、感情、記憶、生と死など、塩田氏の作品の特徴でもある人間の根源的なテーマを表現した新作である。

作品のコンセプトは、日本に古くから伝わる“赤い糸”の言い伝えからインスピレーションを得たという。この言い伝えによれば、人はこの世に生を受けると、心臓から小指まで繋がる血管のような目には見えない赤い糸が指に結ばれるそうだ。人生を通して、恋愛感情に限らずその目に見えない糸は他者の糸と絡み合い、繋がり、相互の人生に多大な影響を与えるという。

本展のインスタレーションでは、塩田氏は心臓から派生するこの糸が創り出す“繋がり”の世界にフォーカスをあてる。「人々は皆、繋がっていると信じています。目で見ることは出来ないけれど、もし見えるとしたら人類は皆繋がっていることが分かるでしょう」と塩田氏は述べている。またこのインスタレーションでは同時に、記憶を蓄積する身体という存在の概念を、国籍や人種を問わず第二の肌を象徴する赤いドレスを用い、日々蓄積される人生の記憶を表現している。

本展では、これら2つの要素を融合させた血管の複雑なネットワークにより繋がる身体が表現される。3着の巨大な赤いドレス、垂直に吊るされた約1万本の糸、計34キロ以上もの素材を使用した壮大な作品となっている。また赤色は流動するエネルギーと人との繋がりを作る血管を流れる血を表している。

「塩田氏のような偉大なアーティストの新作を、本館で展示出来ることをとても光栄に思います。特にこのインスタレーションは彼女がジャパン・ハウス サンパウロを初めて訪問した際に着想したもので、非常に深い詩的な意味があります」とジャパン・ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザーギ・ジーネンは述べている。

本インスタレーション展示に合わせ、サンパウロブラジル中央銀行文化センターでは塩田氏の回顧展として『命の糸 | Lifelines展を2019年11月13日から2020年1月27日まで開催。70点の作品が展示されるこの展覧会、両文化施設初の共同プロジェクトとして、キュレーションはベルリン自由大学美術史学科卒業、日本人アーティストの展示キュレーション経験のある歴史学者テレザ・アフーダ氏が務める。彼女は1989年からドイツとブラジルを拠点とし活動している。

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『インターナル・ライン』展
開催期間:2019年11月13日~2020年2月2日
会場:ジャパン・ハウス サンパウロ 地上階(G)
住所:サンパウロ市パウリスタ大通り52番地
開館時間:
火曜日~土曜日:10時~20時
日曜日・祝日:10時~18時
入場無料
ジャパン・ハウス サンパウロの詳しいプログラムやその他イベント情報などはFacebookにてご確認ください。 www.facebook.com/JapanHouseSP/
@japanhousesp

『命の糸| Lifelines』展
開催期間:2019年11月13日~2020年1月27日

会場:サンパウロブラジル中央銀行文化センター (CCBB SP)
住所:サンパウロ市アウヴァレス・ペンテアド道112 番地
開館時間:9時~21時
休館日:毎週火曜日
入場無料
  • 会期
  • 2019.11.13―2020.02.02
  • 火~土曜日
  • 10h ~ 20h
  • 日・祝日
  • 10h ~ 18h
  • 価格
  • 入場無料