EXHIBITION

TAKEO PAPER SHOW 『 SUBTLE』展
EXHIBITION
TAKEO PAPER SHOW 『 SUBTLE』展

PAPER FLOWER / HARUKA MISAWA / TAKEO PAPER SHOW SUBTLE / photo by amana group

 

このたび、ジャパン・ハウス ロサンゼルスでは、繊細な紙の世界を現代の文脈において実験的に探究する「SUBTLE:サトル|かすかな、ほんのわずかの」展を開催いたします。日々の暮らしの中でごく身近にある紙を用いて制作された革新的な作品の数々は、その洗練された多彩なデザインによって、人間がもつ鋭敏な知覚を呼び覚まします。グローバルなプロジェクトであるジャパン・ハウスのアートディレクター、原研哉がキュレーター兼ディレクターを務める「SUBTLE」展。そこに見出されるのは日本のミニマリズムの影響であり、個々の作品の細部にまで目を向けるよう促された鑑賞者は、一見しただけでは分からないようなことに気づかされるのです。

本展は、株式会社竹尾が企画した「竹尾ペーパーショウ」の最新の巡回展です。1965年に初めて開催された「竹尾ペーパーショウ」は、紙の世界をテーマにした、日本の紙業界で唯一の展覧会です。紙という素材とその加工における革新に光を当てた同展は、紙文化の発展にこれまで大きく貢献してきました。常に時代の先端を行く「竹尾ペーパーショウ」は、紙の新たな可能性を切り拓くことを目的とした、業界のトップクリエイター達とのコラボレーションでも知られています。
 
本展は4部で構成されています。展示の中心を成すのは、洗練された多彩なデザインとテクノロジーを通じて鑑賞者の感覚を呼び覚ますような、独創的な紙の作品です。これらの作品が27卓のテーブル上に展示されます。

第1部の「SUBTLE | CREATION」では、アート、建築からファッション、グラフィックデザイン、アニメーション、文学にいたる様々な領域において日本で活躍する15人のクリエーターが制作した作品を通して、「SUBTLE」のコンセプトを提示します。独自の技術と独特な紙の使用方法によって制作された各アーティストのユニークな作品は、紙の質感や色の多様性を際立たせ、紙を選ぶことに対するアーティストの高い関心を示しています。

第2部「SUBTLE | COLLECTION」は、紙レースや封筒、そしてより伝統的なものとしての日本の団扇など、来館者が自らの記憶や経験を辿ることのできる展示物で構成されています。これらの展示は、歴史的および文化的な側面を反映し、日本の国宝ともいうべき「和紙」を取り入れています。

第3部「PAPER | A PORTRAIT」では、上田義彦の写真作品を展示します。上田は対象をつぶさに見つめ、紙の繊細な肌理や折り目と光が織りなすかすかな揺らぎを捉えることにより、日本人の紙への情熱を表現しています。

最後の第4部「SUBTLE on PRODUCTS」では、紙の革新において技術開発が絶えず果たしてきた役割を紹介し、デザイン界における新たなトレンドの可能性を提示します。作品を手がけたのは、建築事務所のnoiz(東京の著名な建築デザイン会社)。株式会社竹尾が開発したNTラシャとビオトープGA-FSの2つの特殊な紙を用い、デザインへの応用の可能性を提示します。

株式会社竹尾
竹尾は、1899年の創業以来、紙の専門商社として、色や風合い、豊かな素材感をもつ高級特殊印刷用紙「ファインペーパー」の開発と提供を通じ、紙の発展に寄与してきました。国内外の製紙会社と連携して先端技術を取り入れると同時に、多くのトップデザイナーとともにクリエイティビティを刺激する素材としての紙を生み出しています。これからも竹尾は「紙・デザイン・テクノロジー」を極めることで紙の可能性を広げ、社会に貢献していきます。
 

 

CONTROL / RYUJI NAKAMURA / TAKEO PAPER SHOW SUBTLE / photo by amana group

 

CHOCOLATE’S HATS / KENYA HARA / TAKEO PAPER SHOW SUBTLE / photo by amana group

 

 

 

  • 会期
  • 2018.04.13―2018.05.23
  • 火曜日~土曜日
  • 10時 ~ 20時
  • 日曜日
  • 10時~ 19時
  • 閉館日
  • 感謝祭(サンクスギビング)、クリスマス・デー、アカデミー賞授賞式日※2階ギャラリーの休館日は、月曜日です
  • 場所
  • ジャパン・ハウス2階 ギャラリー
  • 価格
  • 入場無料