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ジャパン・ハウス

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建築家 隈研吾作品のエッセンスを表現
2017.07.27


『隈研吾-エターナル・エフェメラル』展では、日本で最も創意的な建築家の一人である隈氏の仕事の真髄をご紹介します。パウリスタ大通りに構えるジャパン・ハウス サンパウロのデザイン監修も手掛けた隈氏は、これまで世界各地の様々な大型建築物を設計し、2020年東京オリンピックではメインスタジアムとなる新国立競技場の設計も担当しています。

隈氏は現代的かつ革新的なデザインを創り出すため、日本の伝統建築技術や工芸技術を積極的に採用。光を透過させる空間や自然光、有機的エレメント、工芸的技術等を取り入れた建築物は、印象的で、同氏の個性が強く表れ、世界中で多くのファンを獲得してきました。同氏は建築物が自然や周囲の環境を凌ぐような目立つ存在となるのではなく、それらの一部となることが重要であると考えています。

日本の建築は間隔、空間、時間や2つの構造物の間の距離を意味する「間」という概念と密接な関係にあります。可能性を生み出す場の創造を意味しているのです。地震など天災が発生する日本において永続性という概念は、素材や建物そのものを維持することではなく、むしろ建築に使われる技術にあります。だからこそ技術の継承は非常に重要です。隈氏は人工物より自然のものを重んじ、竹や和紙を取り込んだ木造の数寄屋づくりなどを取り入れ、その重要性を表現しています。




【主な展示作品】
浮庵
空間の中に浮く巨大な風船を、1m2あたりわずか11gしかない天女の羽衣のように軽い布をかぶせてできた茶室。どこへでも風に乗って漂っていってしまうような仮設建築、まさに“非建築”を表現したプロジェクトです。

TSUMIKI
組み立てるおもちゃのように、積み重ねたり並べたりできる木のピースのセット。7mm厚の杉板を用いて子供向けにデザインされ、自由な様々にオブジェを作り出すことができます。会期中は、来館するお子様向けに小さなTSUMIKIピースをご用意。組み立てて遊んでいただけます。

コボゴ・パビリオン
30年代にブラジルの港湾都市レシフェで生まれた、中空のセメントブロックを組み合わせたコボゴという素材から着想を得た作品。コボゴという名称は、考案者である3人の技師Amadeu Oliveira Coimbra、Ernesto August Boeckmann、Antônio de Góisのイニシャルから取って付けられました。会期中、作品は外土間に展示され、終了後はサンパウロ市ジャルジン・エウロパ区の広場に移設される予定です。




その他、隈氏が手掛けた15作品の模型が展示され、アーティスト、思想家、そして建築家でもある同氏の歩みや仕事を知ることができます。

展示予定作品・施設模型は以下の通り:
Tee Haus
Bamboo Nest
那珂川町馬頭広重美術館
GCプロソミュージアム・リサーチセンター
サニーヒルズジャパン
新国立競技場
セラミッククラウド
ポリゴニウム
Lotus House
中国美術学院民芸博物館
新津 知・芸術館
Adobe Repository for Buddha Statue
Water Branch House
Xinpu Sales Center
Beijing Tea House


『隈研吾-エターナル・エフェメラル』展
会期  2017.7.18-2017.9.10
火曜日~土曜日  10h~22h
日曜日・祝日:  10h~18h
入場無料